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京都市左京区の閑静な住宅街で、一見の住宅建て替え新築工事が施工されております。 既に建物は完成しており大きく立派で豪華な佇まいが、下鴨の街並みにマッチしていました。
此方の豪邸で外構タイル工事を担当されたのが今回ご紹介する「昭建装」タイル職人の松井昭尚さんです。 施主様のTさんは当初、大手タイル工事業者さんへ工事依頼されたそうですが、Tさんの施工仕上げの拘り難色の回答!
更に何軒かに連絡するも同様で、何処かに腕利きのタイル職人さんがいないか?と、ネット検索で「ええ職人ドットコム」に辿り着き、京都のタイル屋さん「昭建装」さんと巡り合う事になりました。
図面にTさん自ら描き込まれた「タイル張り完成図」を元に松井さんにアイデアをぶつけ、松井さんはこれまでのタイル工事の経験を元にアドバイスをする。 そんなやり取りを重ね今回のタイル工事が進められていったそうです。
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残念ながら既に「タイル張り工事」は終えられていて、今日は最終仕上げの「タイル目地コーキング施工」を取材するのみとなってしまいましたが、施主様のTさんにタイル工事の話を直接お聞きできたので、取材をさせていただく側としては大変な収穫でありました。
写真のイケメンが「昭建装」の松井昭尚さんです。 タイル職人20年のベテランで、タイル工事だけでなく外構下地施工や、今回のようなコーキング施工も自らが工事しますので一連のタイル工事を受け付けておられます。 京都市で注目のタイル職人さんです。
朝8時半過ぎに現場到着すると、既にマスキングは完了しておりタイルのコーキング処理へ移行する段階でした。 |
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早速カメラを準備し、撮影取材に取り掛かります。 ガレージシャッター門の全体にもタイルが貼られたので、ガイドレールとタイル下地の隙間をコーキング処理していきます。
コーキング材は屋外のシーリング処理に適した多用途シーリング材の「変成シリコンシーラント」が用いられたのは対衝撃吸収の効果も考慮しての事なのだとか!
コーキングガンで手早く、しかし丁寧にコーキング材を塗布していきます。 夏場は乾燥が早いので作業が早くすすみますが、その分一つ一つの工程も手早さが求められます。 |
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適量を塗り終わるとすぐさまコテで慣らす作業。 表面を整えると云うよりタイル下地とシャッターガイドレールとの隙間に押し込むようなイメージと、余分のコーキング材を取り除く手さばきに見えます。
シャッターが開閉する度に振動が発生するのですから、その振動が直接にタイルに伝わり続けるのを防ぐ為にも「隙間埋め」のイメージで工事するのは重要です。
半面、塗り込む量が多すぎればマスキングからはみでたり、必要のない部分に付着して汚してしまう等の弊害もありますから、適量を見極めながら作業されていきます。 |
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先の隙間埋め工程が終わった段階では表面は凸凹や波うつ様子がはっきり目立ち、綺麗な仕上がりではありません。
隙間埋めの次には仕上げのコーキング表面処理が施されます。 金属のコテから軟質のヘラのような道具に持ち替え、グッと力を加えながら一定の速度でコーキング材が塗られた部分をなぞっていきます。
均一に整えられたコーキング処理の様子は、既に何処に処理を施したのか?を確認するのが難しい程の滑らかな仕上げになっていました。 マスキングテープがあるので、かろうじて場所がわかる!さすがタイル職人歴20年のベテランですね。 |
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ガイドレールへのコーキング処理がおわると、シャッターボックスへの処理も。
実はこうした工事はコーキング屋さんのお仕事でもあるのですが、松井さんはタイル工事だけでなく外構工事全般も手掛ける事が多く、ついでにやってしまわれるそうです。
素人の私だと気にならない程の隙間ですが、炎天下の中で本来は管轄外の処理をやるのは云わば「サービス」ですから、「気になればついでにやってしまう」と云う松井さん仕事ぶり、なかなか真似ができる事ではないと思います。
施主様のTさんもタイル工事だけでなく、外構工事全般の豊富な知識と経験がとても頼りになり、 松井さんにお願いして良かっとおっしゃっていました。 |
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最後に丁度好い硬化具合を見計らってマスキングテープを取り除いていきます。 マスキングが剥がされると今日のコーキング処理が何処に施されたのかが分からなくなってしまいます。
それ程に滑らかで美しい仕上げがなされているのです。
京都でタイル職人をして20年、まだまだ半人前とおっしゃる松井さん、腕の良さと人柄が見込まれて京都市はもちろん、和歌山からタイル工事の依頼が来るほどのタイル屋さんです。 この日も、同時進行で幾つかの現場が進んでいるそうで、お忙しくされている御様子でした。 |
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最後の仕上げが終わり、施主様のTさんと談笑を交わされます。 拘りを実現したい施主様ご自身と、その思いを形にしたいタイル職人・松井さんがアイデアと経験を持ち寄って、今回のタイル工事が完成の日を迎えました。
松井さんは「お客さんに恵まれ、仲間に恵まれ、今の自分がある」とおっしゃいます。 多くの現場を同時に請け負う事ができる理由が、その言葉に現れているのではないでしょうか?
今回はタイル目地コーキング工事の取材となりましたが、「昭建装」店のタイル工事・外構工事のほんの一部分にすぎません。
京都で腕利きタイル職人をお探しであれば「昭建装」松井昭尚さんに御相談を。
後日、タイル工事完成の取材を致しますので続編も御注目ください。 |
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