|
|
ここは僕の地元 『 うじというまち 』
今日は京都市北区を拠点に 京都市内をメインに活動されています カワシマウォーターサービスの川島さんによる 給湯器とビルトインコンロの取替工事のため 京都府宇治市にありますお家に伺いました。
ビルトインコンロ取替工事は別記事で まずは給湯器の取替工事からリポートします。
現場に到着して川島さんとご挨拶したあと 早速 準備にかかられました。
その途中、家主さんが表に出てこられたので 挨拶を兼ねて今回の給湯器の説明など 工事にあたってのお話をされていました。 |
|
|
その中で家主さんから 今までは給湯器から出る水蒸気で アルミ製の玄関建具に 錆がついて困っているという相談がありましたが
新しく取り付ける給湯器 ( ecoジョーズ ) だと 水蒸気の発生が抑えられるということで まずは作業のためガスを一旦止め 慣れた手つきで順序良く給湯器を外す川島さん。
この道キャリア30年を超える技術と経験があるからこそ 何の迷いもない、手際の良さが光る作業が進んでいきます。 |
|
|
外された給湯器を見ると2005年製でした。
川島さん曰く 給湯器は大体7〜10年くらいで故障など 何らかの症状が出てくることが多く 13〜15年が交換時期の目安になるそうです。
外したあとは 新しい給湯器と元々あった給湯器の外壁に残った跡の寸法を測って 適切な位置に設置できるよう準備をします。
新しい給湯器の方が一回り大きいため 壁に残った旧・給湯器のあとは上手く隠れるようでした。 |
|
|
元々、おじいちゃんの代から設備屋さんをしていて 幼少期の頃、お父さんの仕事場や倉庫で遊んでいた川島さん。
19歳のころに本格的に父親のところで 設備屋さんとしてのキャリアをスタート。
3〜4年後、設備会社に就職して 現場だけでなく申請書類の作成などもされ より幅広く、そして大きな仕事に携わることで 技術と経験を積み重ねていかれました。
そのときに川島さんは運命の出会いと呼ぶべき 師匠さんから技術だけでなく仕事への姿勢を教わり
今は亡きお師匠さんの道具をこうやって使用されていて 『 使うたびに記憶が鮮明に蘇り、身が引き締まります 』 と。 |
|
|
ちょっとクセのあるお師匠さんだったそうですが 川島さんのことをよく面倒見てくださったそうで 独立当初、仕事があまりないときには 現場に呼んでくれたりしてたそうです。
設備の仕事は大きなモノから細かな道具と数多く種類があるため お父さんが使っていた道具も受け継いで今も使われていて
『 単純な名前でしょ 』 と見せていただいた動線を剥く道具。
設備ではこういった名前の道具が多いそうで ホント分かりやすい、ある意味 ユニークなモノでした。 |
|
|
新しい給湯器を設置した後は 仮止めし、水蒸気を排水するためのドレン管の設置と 着実に作業が進んでいきます。
今回 新しく設置する給湯器 ecoジョーズ は 旧型の給湯器では使われなかった排熱を再利用し ガスの使用量が減って二酸化炭素の排出量を削減するだけでなく 月々にかかる費用も抑えることができ 年単位で考えるとかなりお得になることが分かります。
お湯はやはり冬場の寒い時期に大活躍することから 別の現場で年明けにもすぐに交換工事をしたそうで 点け始めのときに故障などが発生しやすく やはり10年前後での交換がひとつの目安になります。 |
|
|
『 ここからは地味な作業ばかりで・・・ 』 と 川島さん。
しかし、この配管のカバー付け こういったカバーは年数と共に劣化していくモノですが テープの巻き方ひとつで大きく変わってくると共に 職人さんの気持ちの差が顕著に出てくる箇所です。
川島さんは、今は亡きお師匠さんからこのように 下から上へ巻き付けていく方法を教わったそうです。
こうすることでテープの粘着面が剥き出しにならず そこに埃やゴミなどが付着するのを防ぐ効果があり
プロとして 『 カッコ良い仕事をしろ 』 という 見た目だけでなく 作業も含めてというのが今は亡きお師匠さんの教えです。 |
|
|
父親と師匠 二人から学んだことを常に胸に抱き作業されている川島さん。
午前中には取替、排管の設置と無事に終わりました。
今後の目標をお聴きすると・・・ 『 町の水道・設備屋さんとして みなさんの身近な存在になっていきたい 』 と
もし京都で水道・設備のことで何かある方は お気軽に川島さんにご連絡してみてください。
『 相談、確認・・・と段階を踏んで 安心・安全な対応・施工をさせていただきます 』 と 仰っていました。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
|