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防水屋  江口祐宏の施工例

施工例写真1
東京都世田谷区の防水屋さん「東京グラウト工業」の江口祐宏(えぐち・まさひろ)さん。昭和44年に父の昭(あきら)さんが創業した会社で、現在は親子ふたりで工事を請け負っています。
防水工事をはじめ、シーリング、止水、塗装、タイル張り替えなど、一般的な防水屋さんではやってくれない工事もお手のもの。都内を中心に、関東一円に出張しているそうです。

この日、拝見したのは世田谷区にある集合住宅のベランダ&外廊下の防水工事。工事中は、ベランダに出ることができないので、居住者の方々に、事前に工事の案内をしてあります。
施工例写真2
現場に着くと、ベランダにあったブロックや植木鉢などはすでに撤去されていました。
3部屋のベランダにある室外機のうち、ふたつは垂木と番線を使って完全に浮かせてあります。ひとつは垂木が設置できないため、木片でゲタをはかせています。
完全に浮かせておいたほうが、工事がスムーズに、かつ、きれいに行なえるとのこと。やはり仕事は段取りが大切ですね!

今回は、床と立ち上がり部分の防水工事なので、壁面との境には養生テーブが貼られています。サッシや手すりまわりの細かい部分も丁寧に養生。工事箇所全面をほうきで掃除して、防水工事のはじまりです。
施工例写真3
最初に行なわれるのは、接着性を高めるプライマーを塗る作業。江口さんと昭さんは、細かいところは刷毛を、広い面はローラーを使って素早く塗り広げていきます。

防水工事には、ウレタン防水、FRP防水、塩ビシート防水など、いくつかの工法がありますが、今回行なうのはウレタン防水。工法それぞれに長所・短所があり、ウレタン防水はコストが比較的安く、複雑な形状をした面にも施工しやすいのがメリットです。FRP防水は若干コストが高い反面、すぐ乾くため工期を短くできます。
なお、近年、新築住宅などではFRP防水が増えているそうですが、この場合、補修は同じFRP防水で行なうことになります。
施工例写真4
プライマーを塗ったら、ウレタン樹脂(ウレタン塗膜防水)を塗る準備です。

ウレタン樹脂は主剤と硬化剤を混ぜ合わせる2液性。各メーカーがいくつかのタイプをラインナップしていますが、今回は、床面に使うもののほかに、立ち上がり部分用も用意しています。立ち上がり用のウレタン樹脂は若干硬く、下に垂れにくいんだとか。DIYでウレタン防水を行なう人もいますが、ウレタン樹脂に関する知識がないと、タイプを正しく選ぶこともできないんですね。

秤で主剤と硬化剤の量を正確に計って、ハンドミキサーで混ぜる江口さん。硬化にむらが出ないよう、時間をかけてていねいに混ぜます。
施工例写真5
ウレタン樹脂を立ち上がり部分から塗っていきます。刷毛を使って、ていねいに、しっかり塗る江口さんと昭さん。
この集合住宅は築年数がかなり高く、作業中に手すりから錆が落ちないよう、気を遣いながらの作業です。本来なら全面的にリフォームしたほうが良いのではないか……と思われますが、オーナーの事情で防水工事のみとなったそうです。

3部屋のベランダを奥から塗りはじめ、外廊下まで。面積は広くないですが、細かい作業を強いられる現場です。
江口さんと昭さんは、お互いの作業を見ながら、効率良く作業を進めていきます。まさに「二人三脚」ですね!
施工例写真6
広い面はゴム製のヘラで塗ります。江口さんは塗る場所に合わせて、いくつかのゴムベラを使い分け、スピーディに作業を進めます。すべて塗り終わって、この日の作業は終了しました。

外壁塗装屋さんや、防水屋さんでも若い職人などは、ローラーを使うことが多いそうですが、ゴムベラのほうがきれいに塗ることができます。また、ローラーと比べて塗りが厚くなるので、耐久性も高いんだとか。

実際、ウレタン防水は、職人の腕の差が仕上がりに出るものです。江口さんは見た目の仕上がりにこだわり、「多少手間がかかっても、きれいな仕上げを!」を心がけているそうです。
施工例写真7
1回目の撮影から一週間後。この日までに、2回目のウレタン防水と、樹脂を保護するための「トップコート」を塗る作業が終わっていました。

ウレタン樹脂は、乾くまで時間がかかるので、とくに寒い時期は間1日おかないとつぎの作業に入れないとのこと。雨が降れば作業ができないため、工期通りに終わらないことも、ままあるそうです。

現場を見せてもらうと、工事前の状態が思い出せないほどの仕上がり。排水溝やタイプまわり、立ち上がり部分など、細かい場所もきれいに施工されていました。
施工例写真8
この日の作業は、居住者が出入りする側の廊下がメイン(この作業の様子は、別の記事で紹介します)。ベランダの工事は、残りわずかです。

まず、養生テープを剥がし、ブロックや鉢植えを元あった場所に戻します。エアコン室外機も元どおりに。江口さんは、原状回復のために、元の状態をデジカメで撮影してあり、それを見ながら作業していました。

作業がほぼ終わった段階でも、現場を撮影。
江口さんは、クライアントに確認してもらうため、工程の要所要所で記録写真を撮っています。実際のところ、施工中の写真を撮る職人さんはあまり多くありませんが、施工が確実に行なわれたかどうかを記録に残すことは大切ですね。
施工例写真9
最後に、室外機のゲタがあった部分にトップコートを塗って、工事は終了。
あらためて細部を見てみましたが、立ち上がり部分も排水溝まわりも、さすがプロ!の仕上がり。
DIYでは、排水溝にウレタン樹脂を流してしまい、詰まりの原因になることもあります。プロと素人の差は、細部の仕上げを見れば明白ですね。

ウレタン防水は8〜10年ごとに行なうのが基本。雨漏りしはじめてから依頼するケースも多いようですが、定期的に工事をすることをおすすめします。
ウチのベランダ、防水は大丈夫かな?と思ったら、一度、江口さんに相談されてみてはいかがでしょうか?

*取材=加藤康一(Freewheel inc.)

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