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京都では蟻の巣のように入り組んだ路地が、 あちらこちらで見受けられます。
今回はその路地の一角にある町家を舞台に、 斎藤さんによる全面リフォームが行われました。
右写真は、着工日当日のものです。 解体によって裏側の壁は全て壊され、 まるで2階は元からなかったかのように 丸太の骨組みがあらわになっていました。 |
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長い年月の間に骨組みは水によって侵され 腐食がかなり進んでいおり、 痛々しい現状を目の当たりにしました。
― まず斎藤さんが行われたのは、 腐食した部分のリフォームです。 |
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初めに搬入された木材を手に取り 一つ一つご自身の眼で確認されていかれます。
機械によって真っ直ぐに製材されても、 その後乾燥によって変形する木材。 その木材の歪みを見極め直す技術は、 現代においても 大工さんには欠かす事の出来ない 作業工程であることを、 斎藤さんの真剣な眼差しからは うかがい知ることができます。 |
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― そして骨組みを含め2階部分も出来上がると、 続いて部屋の間仕切り壁を含めて 石膏ボードを張る為に必要な骨組み造りが 開始されました。
必要な部分には写真のように、 断熱材が入れられていきます。
― 斎藤さんの優れた技術により、 この後数日間で 町家は大きく変ぼうを遂げていきます。
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