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こちらは埼玉県春日部市を拠点に 埼玉県全域で活動されています カエルリフォームのクロス職人 永田さんです。
ご挨拶をして名刺を交換させて頂きましたら そこには可愛らしい カエルのキャラクターがデザインされていましたが カエルの本当の意味は 『 変える 』 ということらしく
部屋の雰囲気を変えるという クロス職人 永田さんの仕事内容を表すモノになっています。
ちなみに屋号の名付け親も 名刺のデザインも奥様がされたそうです。 |
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今日は埼玉県越谷市にありますマンション一室での クロスの張り替えということで 2日前に元々あったクロスを剥がし
約束のお昼過ぎに到着した時には すでに天井とトイレが完成し これから洗面台と台所の張り替えをされるところでした。
洗面台の横はほとんど隙間がない部分ですが 話をしながらも30年のキャリアで培われた技術で スムーズに作業を進められる永田さん。 |
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永田さんは元々 20代の頃 トラック運転手をされていて 辞めて次どうしようか迷っているときに お父さんが大工工事の直しの仕事をされていたことで 手伝いからやがて一緒にするようになり
見様見真似でクロスを張ってみたのが 今の仕事をするキッカケだったそうです。 |
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当時は 『 少しこの仕事を舐めていたと思います 』 と 自分の未熟さがあまり分かっていなかったそうですが
ある内装業者の社長さんとの出会いで 道具の種類から使い方 クロス張りの基礎から手取り足取り教えてもらい ひとつのターニングポイントになったそうです。
永田さんは几帳面かつ 現場が汚れた状態で作業するのが嫌ということで 常に現場は整理整頓されていて
カットしたクロスの端切れも ご覧の様に足元にまとめてらっしゃいました。 |
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もうひとつのこだわりが
クロスとクロスの繋ぎ目 いわゆるジョイント部分には下地にテープを貼って クロスが乾いた後の伸び縮みによる 開きを目立たせなくするための工夫もされています。
ジョイント部分はクロス職人さんにとって ひとつの魅せ場でもありますから みなさんもぜひ一度 ご自身のお部屋のクロスをご覧になってください。 |
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洗面台部分が終わり 台所と残りの部屋の部分の寸法を測り クロスをカットしていきます。
昔は手作業で 測りながらひとつひとつカットしていたそうですが 今はご覧の専用のカットマシンに寸法を入力すれば 間違えることなくスムーズに進みますが
道具は日進月歩で進化しても 『 毎日、いろいろな発見があります 』 と 職人としての技術も常に高めていくことの必要性を 永田さんはいつも感覚的に察知されています。 |
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永田さんは恩人である 社長さんにクロスの基礎を教えてもらってからは あとは現場でずっと試行錯誤しながら 先達の業や工夫を見て盗んで覚えて来たそうですが
当時、未熟だった永田さんは 現場で同じ時間にいっしょに休憩させてもらえなかったり 陰で笑われているような感じだったそうですが
小・中と陸上の短距離で鍛えた 持ち前の負けん気の強さとできない自分への悔しさをバネに 毎日 様々な現場で積み重ねていかれ
そんな中でもこうやって30年続けてこられたのは この仕事が自分にとって 天職だったかもしれませんと仰っていました。 |
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そんな永田さんの業が 部屋を彩るクロスに中に宿っています。 |
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取材の2〜3時間ほど 合間に話しながら作業されていましたが 当たり前のように淡々と
その何気ない姿にクロス職人として歩んでこられた 永田さんの足跡が ぼんやりと浮かび上がってきているように感じました。 |
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こちらの現場で約3日半から4日の工程で 作業が進められるそうで 明後日には完成するとのことでした。 |
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こちらは後日、永田さんに 完工画像を送って頂きました。
トイレタンクの裏側など、洗面所同様 狭く張り替えにくい箇所も 丁寧な仕事がなされているのが分かります。 |
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こちらはキッチン。 |
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クロス1つで部屋が見違えるように変わります。 |
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永田さんはクロス職人のスペシャリストですが 信頼する職人さんとのパイプがあって 家の設備や大工工事など 『 家に関することならなんでも対応できます 』 と
プラス、部屋をカッコ良く魅せたいという方には クッションフロアから 照明の配置などのデザインもご提案できるそうです。
埼玉県で家や部屋を彩る空間を新しく造りたいとお考えの方は 是非一度、カエルリフォームさんにご相談ください。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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