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京都市伏見区の一般住宅トイレリフォーム(サニタリー改修パネル貼り)の現場に来ております。
施工にあたるのは同じく伏見区を拠点にハウスリフォームなどの大工工事全般を手掛ける「株式会社 Hot e-Home (ホット・イーホーム)」岡山英二代表と社員スタッフさんです。
まずは施工前の様子。
腰下壁と床はタイル仕上げ、見切りから上は柄模様クロス仕上げで、ウォシュレットトイレとなっていたようです。
施主様としては特に使用上の不具合がある訳ではなく、長年使ったトイレのイメージチェンジをしたかったというのが主なリクエストとのことで、今回のトイレリフォームをご依頼されました。
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トイレリフォーム当日、私が伺った時点、既存の壁クロスが剥がされ、ウォシュレット用の電源コンセント設置場所を変更移動する工事が終わっているタイミングでした。
以前の電源コンセントは壁の見切り上(@写真参考)に設置されていましたが、ウォシュレットだけに用いていたので、今回のトイレ室内イメージチェンジに合わせて移動設置することにしました。
そのためタイル壁を電線埋め込みの為に削った状態です。 |
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ここからは腰下の壁を作っていきます。
今回のトイレリフォームにはサニタリー改修パネルが用いられます。
この材料はコストが安く抑えられ、工事に掛かる時間が少なくて済むので、施主様の主なリクエストであるトイレイメージチェンジには最適な材料です。
@で専用両面テープを既存のタイル壁に貼り付け、下準備をされているのがスタッフの橋口明史さん。
Aは親方の岡山英二さん。岡山代表は既に10年の大工職人歴があり、様々な経験を積まれたベテラン大工職人です。
Bはサニタリーパネルをカットする親方を補助する佐々木勇気さん。まだ入社したての見習い職人さんですが、日々の仕事でスキルを磨いております。 |
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パネル貼りの壁面を採寸してギリギリのサイズにカットしてから、一旦、寸法合わせし1〜3ミリ程度の余分を更に切ったり削ったりと、私が想像してたより手間が掛かっていました。
タイル壁の壁面が微妙に湾曲してるのと、床に水はけ用の勾配が設けられてるので、新規のサニタリーパネルは実際に仮着けしながら微調整を重ねて、一枚のトイレ壁パネルを作ります。
それが終わると親方の合図で専用のウレタン系ボンドを塗布します。
予めボンドを塗ると作業が進められないのはボンドが超強力なので仮着け行程ができないからです。
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一つの行程を終える度に橋口さんや佐々木さんが現場の掃除をおこないます。
私が現場に入った時に「丁寧に養生をして、現場を綺麗に保ちながら作業をされてる」のが第一印象でした。
「大工工事はちゃんとできて当たり前」であるのが大前提と捉え、その「あたりまえ」を常に結果として出す為の「仕事の心がまえ」として、現場を綺麗に整理整頓して大工仕事に励むのが伏見区の大工工務店「 Hot e-Home 」さんなのです。 |
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岡山さんと橋口さんが採寸&パネルカットを交互にされながら作業を進める中、佐々木さんも補助や下準備、後片付けに率先して動きます。
パネル貼り用ボンドは粘度が高く貼り付け直後でも、再び剥がすのが大変な程ですが、ボンドの乾燥中に長時間かけてパネルがズレたり等しないようにボンドが乾くまでのパネル保持の役目として両面テープが用いられます。
見切りとの隙間を確認しながら慎重に寸法合わせ。
「実際の貼付け面より小さめにカットしてしまえば数ミリ単位のサイズ調整は入らないのでは?」と親方に質問すると「その方法で作業は圧倒的に楽になる代わりに、継ぎ目が空きすぎて仕上がりが綺麗ではない」というお答え。
楽を選ばない親方の姿勢が「 Hot e-Home 」さんが手掛ける仕事の質を高めているのが伝わります。 |
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今回のトイレリフォームでは新しいトイレ便器に合わせて水道配管も位置調整されました。
そしてその壁にも水廻り用パネルが貼付け施工されていきます。
水道管は壁から突き出しているので、それの箇所に合わせて正確に孔を空け、もちろん仕上がりを綺麗にするため水道管の直径よりも僅かに大きいだけ!
一発でピッタリと位置決めして壁パネルが貼られるのも流石でした。
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親方の岡山さんはトイレ扉枠下のパネル張りの為に、橋口さんはコーキング処理前のマスキングテープ貼り為に、お二人共がトイレの床に這いつくばり、頭を床に付きながら仕事をする姿に「 Hot e-Home 」さんの仕事に対する真摯な向き合い方を垣間見ました。
そして若干20歳の佐々木さんが岡山代表率いる「 Hot e-Home 」の門を叩いた理由がわかった気がします。
佐々木さんに「一年後、二年後も頑張って続けてくださいね」と伝えると「沢山の仕事を覚えて、早く力になれるように頑張ります」との力強い返事をいただきました。
親方自らが先頭に立って丁寧な仕事をする「 Hot e-Home 」さんは素晴らしい大工職人集団だと思いました。
水道屋さんが新しいトイレ設置工事をしに来たタイミングで、三人はトイレドアのドアノブ交換とトイレ室内のライトスイッチの取替え作業を進めます。 |
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本日のトイレリフォーム工事は、トイレパネル貼りとウォシュレットトイレの交換、更にドアノブ・トイレ室ライトスイッチ交換で終了。
腰壁より上の壁クロス張り替えも予定されていたのですが、この日は材料の関係で翌日に持ち越しとなりました。
施主様が在宅されながらのトイレリフォーム工事なので時間を掛け過ぎるのもむりですし、御近所への配慮もしながらのスケジュールなのです。
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翌日、スタッフの橋口さんからトイレリフォーム完成の画像を送ってもらいました。 腰壁上に貼られたクロスも綺麗な仕上がりで、トイレ室内の壁面が白基調になり、クリーンで爽やかな印象のトイレに生まれ変わりました。
電源移設の跡も綺麗に埋められ以前の面影が全くありません。ドアの内側にも同じクロスが貼られています。
壁パネル寸法をこだわった貼り付け工事と、その後の丁寧なマスキング、コーキング継ぎ目埋め処理によって質の高いトイレイメージチェンジが成功したと思います。
施主様を交えての撮影もご覧の通り。施主様の笑顔が今回のトイレリフォームの出来を物語っていますね。
京都市伏見区でトイレリフォーム、サニタリー改修パネルの施工など、もちろんリフォーム全般に岡山英二代表率いる「 Hot e-Home 」さんが心強い味方になってくれそうです。
取材撮影:末光誠 |
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