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ここは広島県広島市西区にありますマンションの一室です。
今日は広島市佐伯区を拠点に 広島県全域だけでなく 中国・四国地方と広範囲でフットワーク良く活動されています
『 ハウスメンテナンス 』 代表であり水道屋(設備)さんでもある 本家さんの取材のためお邪魔しました。
今回は給湯器の管が経年劣化によって小さな穴が開き そこからお湯が少しずつ漏れ出したことで 新たな管を上に通す配管工事となります。 |
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まずは外にある給湯器の上部に管を通すために穴を開け そこから室内、お風呂場、洗面所、台所までの 給湯管を通すための準備をしていきます。
外の給湯器から中の台所まで約4メートルほどでしょうか?
本家さんは管を通すための穴を開けた後 寸法を測り、必要な分の給湯管をカットして 慣れた手つきで手際良く作業を進められていました。 |
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今回使用されるのは、こちらの樹脂製のポリエチレン管です。
実際に手に取らせていただくと とても軽くて柔らかいため扱い易そうです。
ただ柔軟性だけでなく、耐熱性、耐食性にも優れていて 現在の新築マンションの給湯管は ほとんどこちらのタイプを使用されてるとのことです。
それ以前は銅管が主流で、銅には殺菌作用があったため 20〜30年前に建てられたマンションの多くは 銅管が使用されていました。
しかし、銅管は管内を流れるお湯のスピードが上がることで 少しずつ影響を受け、管に小さな穴が開いてしまうことがあります。
今回も結果的に銅管に穴が開いたことによる漏水でした。 |
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本家さんは中学生のころから陸上を始められ 社会人の頃には本格的なマラソン選手として フルマラソンを2時間台で完走されるほどの実力の持ち主。
当時、敵なしとまで言われた瀬古利彦元選手とも 広島の大会で一緒に走ったことがあるそうで
今でも休みの日の合間には走ったりと マラソンで鍛え上げられた肉体によって 昔から体系がほとんど変わってないそうです。
ご覧のように 給湯器の横の狭いスペースにもスッと入って作業をされてました。
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外の給湯器から次は中の部屋の上にポリエチレン管を通します。
今は独立して東京で働いている息子さんも陸上をされていたそうで オリンピック代表でもある山県亮太選手と同じクラブチームに所属し 山県選手の2コ下でその後チームのキャプテンにもなるなど
本家さん自身も 小学生時代の山県選手といっしょにオリエンテーションをしたり ソフトボールでも大人顔負けの遠投をするなど 『 何をやらしても凄かったです 』 と
当時からずば抜けて才能を持っていたエピソードを うれしそうに話してくださいました。 |
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本家さんのお父さんは左官屋さんでしたが
当時は興味がなく、高校卒業後に管材屋さんに就職し そこでクーラーから水道などの設備の仕事に関わっていくうちに 技術がどんどん身に付くと、様々なところから声がかかるようになり
何事も 『 その道を極める位のところまでやる 』 という性格だそうで マラソンもそうだし、水道屋さんとしても これからまだまだ追及していこうという意思が感じられました。 |
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紫外線も劣化の原因になるため 今回は給湯器、部屋、お風呂、洗面所、台所と、ポリエチレン管を 紫外線が当たらないように通されています。
本家さんは管材屋さんで働いてたことで 商品や部品のこと熟知されており メーカーが新たに発売した製品も見ただけで 実際に現場で使えるかどうか判断できるそうです。 |
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作業中の本家さんはとにかく動きが機敏で 何の迷いもなく進んでいきました。
30年のキャリアはもちろんのこと マラソンで培われた体力や精神力も 今の本家さんを支えている糧になっていると実感しました。 |
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配管工事の場合 大工さんのように家を建てるなど ハッキリと目に見えるような結果としてではなく
家の裏側ですでに完成しています。
良い住まいは 見た目の綺麗さ便利さだけでは計り知れないモノで
どれだけ見て呉れが良くても 基礎や配管などがしっかりと施工されていなければ いずれボロが出てきて 後の修繕、修理に費用が多くかかってしまいます。 |
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特に水周りの問題は マンションの場合であれば、漏水により周辺住民に迷惑をかけたり 一軒家の場合なら、木を腐らせる原因にもなりかねません。
本家さんはそんな住まいを陰で支える 誰もができない特殊な技術や知識を持った職人さんで ある意味、配管(水周り)のスペシャリストです。
広島県から中国・四国地方全域まで対応されていますので もしお家に関する水周りや設備などでお困りごとがありましたら お気軽にご相談ください。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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