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前日までは曇りのような雨のような 不安定な天気予報でしたが ごらんのように青空いっぱいの晴天に恵まれた 晴れ男さんお二人をご紹介します。
兵庫県姫路市を拠点に 兵庫県内全域 (大阪府、岡山県も応相談)で活動されています 『 塗装屋 小幡 』 の代表である小幡さんと (右の方) 今や欠かすことのできない相棒である 清水さんです。 (左の方)
今日はお二人の プロフェッショナルな仕事っぷりをお伝えするため 姫路市から車で30分ほどに位置します 兵庫県たつの(竜野)市にあるお家に伺いました。 |
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今回の施工内容は お家の外壁と屋根の塗装の塗り替えになります。
外壁塗装はただ、見た目の美しさを保つ目的だけでなく 常に太陽の光や雨風などにさらされる過酷な環境下にあるため 耐水性を高めることで柱や梁、壁などに水が浸入しないよう 腐敗防止の役目もあって家を長く守る上でとても重要なモノです。
そんな大切な家を守るときに小幡さんは お客様に塗料の種類や特に色などを選んでいただくときは 一般的な見本帳では小さくてイメージがしにくいため ご覧のようにカットした壁に塗った見本を用意されています。 |
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小幡さんは18歳のころ 友人のお父さんが塗装職人だったこともあって 誘われたことがキッカケでこの世界に入り 初めての現場がハーバーランドだったそうです。
そこへ2年間通って厳しい師匠の指導を受け その後も休みがほとんどない中 毎日、様々な現場に携わりながら 確実に一歩ずつ技術と経験を積み重ねていかれました。
元々、神戸で独立する予定だったそうですが 1995年の阪神淡路大震災で被災されたことで 現在の姫路市に来られたそうです。 |
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震災の影響は大きく 独立の準備のために2年間と期限を決めて お世話になった塗装屋さんで まだ十代の駆け出しで若かりし頃の清水さんと知り合い
それが今の 『 塗装屋 小幡 』 誕生の 運命的な出会いになりました。
小幡さんにとっては頼れる相棒 清水さんにとっては頼れるアニキのような
小幡さん曰く、すでに清水さんの技術は自分を超え 現場も安心して任せられますと そんな存在であり続けて平成9年の独立から今現在 そしてこれからも兵庫の街で活動されていきます。 |
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作業は丁度、一回目の下塗りが終わって 乾くのを待っているときのタイミングで伺ったので お茶をご馳走になりながら そこでいろいろお話を聴かせていただきました。
ひと段落して二度塗り目が始まると 小幡さんが一階部分 清水さんが二階分と 手分けして作業が進んでいきます。
20年以上にもなるコンビで 互いの仕事を知り尽くしているだけあって 指示などはほとんどなく 淡々と進んでいく無駄のない作業の中に お二人の職人としてのレベルの高さを感じました。 |
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二度塗り目が終わってしばらくしてから 乾き具合をチェックする小幡さん。
外壁塗装の場合、まず壁のひび割れなどを補修して 下塗り、二度、三度というのが定石ですが 小幡さんたちは納得いかない箇所があると 更に塗ることもあるそうで
家の外にあるコンセントやスリムダクトなど 外せるものは外して細部にまで 徹底的に塗装を施されていて
それは誰かに教えてもらったことではなく 小幡さんも清水さんも数多くの現場を通して 日々の仕事と向き合い自ら気付かれたそうです。
そういったお客さんの目の行き届かない場所にこそ 職人の技術を超えた気持ちが存在します。 |
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作業は本当に淡々と進んでいました。
小幡さんと清水さんは 良い仕事の意味をただキレイに仕上げることだけでなく
塗料が少しでも飛散しない工夫や お客さんやご近所さんとの挨拶やコミュニケーション 仕事中に無駄話をしないなど
特に住宅街での作業では 近隣の方々のご理解あってこそ成り立つため そういった1つ1つの配慮が大切だということ これまでの経験からよく知ってらっしゃいます。 |
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ムラなく均一に、そして丁寧で確実に。
仕上がりを拝見し、これまで培ってきた経験と技術 そして塗装職人としてのプライドによって 家に新たな命が宿ったように見え
休憩中は とても気さくに話してくださいましたが 作業に入ると、一人の職人として真摯に己と向き合う姿がありました。 |
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カラーベストの屋根も見事な仕上がりです。
特に紫外線や雨や風に常にさらされる 過酷に環境下とあって 定期的なメンテナンスがあってこそ、効果が発揮されます。
カラーベスト本体の耐用年数は約30年ですが 塗り替えなどのメンテナンスは 10年単位でされることをぜひオススメします。 |
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スリムダクト |
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ガスメーター |
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コンセント、インターホンなどなど
塗装しにくい箇所にこそ 職人さんのこだわりと想いが込められています。 |
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窓のサッシでは 養生テープを施し、筆を使って塗っていきます。 |
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そして 養生を剥がし・・・ |
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最後はカッターを使って、ミリ単位での仕上げです。 |
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そして 完成です!
『 やりすぎなくらい丁寧にします 』 という 数々の現場に携わる中で見つけた確信的な答えによって 家に新たな命が宿りました。
技術だけでなくお二人とも気さくなお人柄で 気軽にお話しできる、とても人間味のある職人さんでした。
是非一度 『 塗装屋 小幡 』 さんの洗練された業とこだわりで お家を生まれ変わらせてみませんか?
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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