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本日は京都府京田辺市にて、 「 窓の新設・増設工事 」 を行いました。
家主さんの「部屋が暗く、自然の光を取り入れたい」とのご希望から 腕利き職人の斎藤さんへのご依頼です。
まずは取り付ける窓枠に合わせてカッティングを行います。
隣接したお家との間の狭いスペースでの作業 カッティング中はかなりの煙が立ち込め視界が悪い中 齋藤さんは手際よく作業を進められていきます。
写真からわかるように大きめの窓を取り付けるようですね。 |
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カットが終わると ハンマーなどを使って、外壁を剥がす作業になります。
外壁からは大量の粉が出てきます。 目元の作業が悪い中、確実に丁寧に作業を進めています。
斎藤さんの信条は「中途半端なことは絶対にしたくない。」と すべての作業に一切妥協を許しません。
例えそれが最後の見栄えへの影響に関係なくとも 大工さんとしての誇りをすべてぶつけて工事に挑みます。 |
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外壁を剥がし終わると今度は木を切り落とします。
このときも齋藤さんは水平器を使って 何度もサイズを確認しながら 慎重かつ手際良く作業を進められていました。
斎藤さんは高校卒業後、迷わず大工さんの道を選びました。 祖父、父と続く生粋の 『 大工一家 』 だそうです。
周りが進学や就職などと、進路に悩んでいた傍ら 一つの道を極めると決心していた人間はやはり何か違います。
ただ、大工見習いの時期は辛いこともたくさんあったとのこと。 大工さんは本当に一人前になるまでが長い道のりです。
でもどんなことがあっても大工を辞めようと思ったことはないそうです。
『 斎藤さんの人生 = 大工仕事 』 ですね。 |
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午後からの窓枠を取り付ける作業からは 齋藤さんが 『 僕の右腕です 』 と仰る方も合流し 木枠の制作をお二人で相談ながら進められていきます 『 いっぱい撮ってやってください 』 と齋藤さんからお言葉を頂き(笑)
スペースの関係上すべて掲載できないのはとても残念ですが その作業姿を間近で見ながら同時に撮らせていただきました。
さすが斎藤さんの右腕です。 作業が滑らか、かつスピーディー。
少しシャイな笑顔が素敵な優しい方ですが、作業中の表情は真剣勝負。
斎藤さんと同級生だそうで、過去同じ現場で知り合い 斎藤さんがその腕を見込んで 「 稔工務店 」 にスカウト。
こうして京都・山科の最強大工コンビが生まれました。 |
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プロフェッショナルの道具は 一歩間違えれば大怪我につながります。
慣れれば慣れるほどそうであり だからこそ日々自分と向き合い明日へと繋げていく。 真剣な眼差しからその姿勢を感じました。
この板を切る作業により、窓枠の補助部分になります。 外壁を切り抜き、窓をつける作業なのでミリ単位の調整が必須となります。
家主さんの窓から光が差し込む快適な生活の為に 誠心誠意で作業を続けます。 |
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木造建築の場合だと 湿気などの影響により木枠がすんなり入りにくいそうで
この時も微調整を繰り返しながら 長年の勘で掴んだ感覚を頼りにキッチリ入るポイントを探されていました。
写真の通りいよいよ完成に近づいてきました。 かなり大きな窓ですね。
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そして完成です!
上の写真が外から。 下の写真がお部屋の中からになります。
窓をひとつ増やしただけで 光が入りやすくなり、部屋が新しくなったみたいですね。
皆様のお家にも 「 ここに窓があれば・・・ 」 と考えたことはありませんか?
一つ窓を新設・増設するだけでお部屋の雰囲気はグッと変わります。 せっかくお部屋が南向きなのに部屋が薄暗い・・・
京都でそのようなお悩みがある方は 是非 「 稔工務店・斎藤大工 」 にお願いすることをおすすめします。 |
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『 福利厚生などをもっと充実させて 職人さんたちがもっと安心安定して働ける職場環境を作っていきたい 』 と、齋藤さんは熱く語っておられ
ご家族の話題になると作業中の真剣な表情から一転 やさしいパパの顔になり とても人間味のある方でした。
またもやええ職人ドットコムには 心技体が揃った心が強く優しい職人さんが入会されました。
斎藤さんは年も若く これからの大工業界をますます盛り上げてくれるでしょう。
大工としてのゴールはなく 一生腕を磨き続ける姿が思い浮かぶ大工さんです。
取材撮影&文一部 : とくおか じゅん |
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