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今回はええ職人.COMに新しく登録されました 京都市西京区のクロス職人 インテリア シロカワの白川さんをご紹介します。
ちなみに右が白川さんで 左に写るのは息子の伊織 ( いおり ) さんです。
お二人のことは後程ということで 今日は約4日間の工程で行われているという 内装リフォームのクロス張り替え工事のため 京都市右京区にありますマンションの一室に伺いました。 |
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現場に到着しますと リビングの天井部分はすでに前日に施工完了で これから壁面部分の貼り替えをされるところでした。
インテリア シロカワさんは京都、滋賀エリアをメインに 普段はそれぞれの現場で施工されていますが 今回のように人手が必要な現場の場合は こうやっていっしょの入られることもあるそうです。
お二人とも住まいが西京区の桂ということで 今は良き仕事のパートナーとして 常に連絡が取りやすく 互いにサポートし合える環境で活動されています。 |
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インテリ シロカワ代表の白川秀樹さんは クロス職人一筋のキャリア35年。
高校卒業後、当時 アルバイトしていたオーナーさんの 友人がクロス職人をされていた影響で はじめは興味本位でこの世界へ入られました。
当時はクロス業自体が新しく 仕事量に対して職人さんの数が足りなかったため 連日、朝早くから夜遅くまでの作業が続き 週末は納期に間に合わせるために 休みの分の作業をまとめてしていた為 肉体的にかなり大変な時期だったそうです。
でも先輩たちとの関係が良かったこともあって 日々の仕事の中で 少しずつ技術と経験を積み重ねてこられました。 |
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息子である伊織さんは 大学卒業後、工務店の営業をされてましたが お父さんの姿を見ていたこともあってか 現場に携わる職人への道を選び5年目に。
ゴルフが趣味で学生時代はキャディーのアルバイトをしていて 明石家さんまなど有名人とも何度も会ったことがありましたと そんな話も気さくにしてくださいました。
クロスの技術は現場を通してお父さんから教わりつつ ダイノックシートの張り替え技術も習得されていて
最近、ご自身のお子さんも生まれ、今は夫として父として これから建築業界を若い力で引っ張っていって お父さんを超える職人さんになってほしいですね。 |
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クロスはこのように 下地にシートを何分割もしたモノを張っていく作業です。
そのため、下地のガタつきや凹凸があるかないかで 仕上がりの差が大きく変わってくるそうです。
特に張り替えたばかりとノリが乾いた後の状態では クロスが引っ張られるため ジョイント部分が目立つとクレームの原因になりますので そのことも計算に入れての作業が重要になってきます。 |
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新築ではなく、リフォームによる張り替えの場合 前のクロスを剥がす作業具合によって すでに仕上がりに差が出てきます。
クロス作業は建築で言えば 骨格が出来上がった最後の仕上げ部分でもあり お客様の目に顕著に見えるからこそ 剥がした後は凹凸を無くすためパテなどを施し 少しでも良い状態を目指すことが求められます。
しかし、作業時間短縮のため そのような大切なはずの手間もしないで ただクロスの貼り替えをする職人さんも実際にはいて
白川さんもそのような現場を目の当たりにして とても残念で歯痒い想いをされたこともあるそうです。 |
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下請けというのはどこまでいっても下請けで それが建築業界の実情でもあり 中にはお客さんとのコミュニケーションが絶たれ 良い提案やアドバイスが一切できないとも仰っていました。
職人さんも一人の人間です。 はたしてそんな環境で気持ちのこもった 良い仕事ができるでしょうか?
白川さんは直接ご依頼いただけることは お客様にとっても職人にとっても 良い仕事をするための最良の選択だと仰っています。 |
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クロスはジョイント部分や 折り返しの角がしっかりと出ているかなど 仕上がりの差が職人の腕や気持ちの差によって 大きく変わってくるのでごまかしが効きません。
京都、滋賀でもし クロス張り替えやダイノックシートのことなどで 何かありましたら 白川さんのような職人さんに一度ご相談してみてください。
選択肢が増えることで新しい何かが見えるはずです。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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