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こちらの東京都世田谷区の一軒家で塗装されているのは 同じく東京都墨田区を拠点に関東全域で 日々、塗装業をされています 株式会社 大蓮 代表の有馬さんです。
この日は完工までもう少しの 作業の合間に取材でお邪魔し 有馬さんの人となりをご紹介させて頂きます。
現場に到着すると 丁度 お昼休憩をされているところで これから午後の作業に少し密着。 |
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二階部分の外壁はほぼ完工しているそうですが その理由として 早く窓を開けたりできるよう 二階部分を一番先に優先的に塗装されたそうです。
有馬さんは15歳の時にこの世界に入って来られ はじめは雑用の日々・・・ ですが塗装する先輩職人さんの姿に惚れ いつか自分もという気持ちで下積み時代を歩んでこられました。
『 雑用(基本) ができなければ次にはいけない 』 と 乗り越えた者にだけ分かる、とても説得力のある言葉です。 |
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垂れたり、ダマになりやすい箇所も 均一に塗り上げられており 有馬さんがこれまで培ってきた技術と経験が光ります。
満足することがないから奥が深く 奥が深いから今も尚 高みを求めて続けていますと
20歳までは和歌山 その後、塗装技術の腕を買われ 茨城県の塗装屋さんからの誘いで移住
独立を目的に25歳のときに東京へ引っ越し 結婚、子供の誕生、会社組織へと 周りの同業者が苦戦する中
信頼を積み重ね、着実に前へ歩まれてきました。 |
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一度塗って、再度塗って完了です。
自信に満ちた有馬さんの表情が お客様を安心、満足へと導いているような そんな風に感じられます。
しかしそんな有馬さんも まったくの未経験でこの世界に入ったことから このレベルに達するまでには、相当な苦労と悔しさ
なんで先輩の技術に追いつけないんだろうという 葛藤の連続だったそうです。 |
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大蓮さんでは現在 有馬さんを含めて6人のスタッフさんで活動されていて 今回の現場では一番 付き合いの長い牧野さんが 軒の仕上げ塗装をされていました。
元々、自動車の整備士をされていて 遅咲きのキャリアですが
有馬さん曰く、技術以上にその人間性が素晴らしく 何も言わなくても整理整頓をし 周りに対する心配りと信頼ができるスタッフさんだそうです。 |
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お話を聴けば気さくにお答えくださいます牧野さんですが 有馬さんの指示を受けて ひとたび道具を握れば黙々と丁寧に塗られていました。
こちらの二階ベランダの床も 現場調査に来たときは水が下に漏れている状態だったため すぐに処置をして 次の作業となる防水塗料が塗りやすいように施されています。 |
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こちらの物干し台もすでに完成済み。
『 これはサービスです 』 と 自分の家の様に塗ることをモットーとする有馬さんの こだわりと想いが何気ない箇所に浮かび上がっています。 |
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掃除をしてからプライマーを塗る有馬さん。
今のように夏の時期は外壁塗装をする職人さんにとって かなり過酷な環境下での作業になります。
昔、屋内の90℃近い場所で作業をしたことがあったそうで あれはとにかく大変でした・・・と
休みなく我武者羅に働いたときはたくさん稼げても 身体を壊しては良い仕事ができないと 身体と向き合い無理をし過ぎないように 自分の出来る範囲で一生懸命やることを意識されています。 |
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こちらは一部分ですが 軒部分の仕上がった所です。 |
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二階の軒天や外壁も三度塗りで 自信を持ってオススメできる仕上がりになっています。
カッターナイフを使って細部も キレイに仕上げておられました。
塗装の効果は環境によって変わりますが 大体10年以内を目安に塗り替えされることをオススメします。
早目早目の対処が家を長く安全に そして予算を抑えて施工することもできます。 |
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こういった建築業界の予算のことは 一般の方には不透明な部分が多く 理解しにくいこともありますので
ハウスメーカー営業の口車に乗せられず 大手というブランド名にも騙されず 職人さんに直接頼むという選択肢もあるという まずは自分でしっかり調べて比べることが大切で
『 大蓮の塗装職人集団には自信があります! 』 と
最後にお茶目なポーズもしてくれた 人情味に溢れた有馬さんからのアドバイスでした。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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※ 追記
塗装完了後、有馬さんに写真を送っていただきました。
こちらは屋根になります。 |
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有馬さんは塗装職人として 常に一歩前へという向上心を持って作業されています。
その1つ1つの積み重ねが 良い職人を育て続ける大切なことだと僕も感じています。 |
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外壁塗装はただ見た目を良くするだけでなく 常に雨風や紫外線の影響を受けることから そういった防水性や遮熱、防カビ効果があり
建物を保護する役目があるため 家を長く快適に過ごすためには定期的なメンテナンスが重要になってきます。
場所や気候など環境によって変わりますが 10年ごとの定期的な点検をすることをおススメします。 |
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