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今回、取材させていただいた職人さんは、東京都中野区の塗装屋さん「ILA(株)」の栗田大地さん。 東京都内をはじめ、神奈川県全域、さらに埼玉県・千葉県の一部まで出張し、一戸建てからマンションやアパートの塗装まで請け負っています。
撮影現場は東京都中野区の一戸建て。 作業7日目で、ガレージ部分の下塗りや、外壁の下塗り・中塗りなどまで進んでいました。 築20年ほどのお宅で、外壁にはクラックなども見られたそうです。
栗田さんによると「15年に1回は外壁塗装のリフォームをしたほうがいい」とのこと。 建物を長く維持するためには、やはり定期的なリフォームが必要ですね。 |
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ガレージに停めてある車を養生して、本日の作業開始。 ドアや窓、エアコンの通気口まわりなどを見ると、細かい部分も丁寧に養生してあります。
クラックがあった部分は、シーリング材で充填してから塗装してあります。 栗田さんによると、「この作業が、手間も時間もかかる」とのことで、今回の現場を例にとると、高圧洗浄に1日、そしてシーリング工事で1日半かかったそうです。 |
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塗料とローラーを持って、軽快に足場を上っていく栗田さん。 写真を見ていただければお分かりのように、都内の住宅地とあって隣家との間がとても狭い! それでも、栗田さんによれば「これでもまだ広いほう」なんだとか。 慣れた身のこなしで、スイスイと移動していきます。
栗田さんが作業をはじめたのは2階奥のベランダまわりの塗装。 外壁は3回塗りで塗装しますが、ここは中塗りまで終わっているので、最後の上塗りを行ないます。 ちなみに塗料については「できるだけ新しい製品を採り入れている」とのことです。
塗装が終わったら、ベランダ床面はFRP防水工事を行なう予定。 防水工事も、もちろん栗田さんの守備範囲です。 |
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屋根は遮熱性の高い塗料で4回塗り。 栗田さん率いる「ILA(株)」の職人さんたちが手際よく塗り進めます。 もちろん、鉄部はサビ落とし・サビ止めをしたうえで塗装しています。
ところで、栗田さんは下請けを使うことなく、すべて自身が信頼する職人に施工させているとのこと。 大手のリフォーム会社では、施工の仕方を細かく指示はするものの、職人の技術レベルまでは管理しきれません。 その点でいうと、「ILA(株)」のような職人集団のほうが、安心して依頼でき、高い品質を期待できるというわけですね。 |
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つぎに栗田さんが取り掛かったのは、ガレージ部分の中塗り作業。 車が駐められたままで、決して作業しやすい環境とはいえませんが、このくらいは当たり前であるかのように、スピーディにローラーで塗装していきます。
この日は栗田さんが午後から別の現場へ行く都合上、この段階で取材を終了しましたが、この現場はあと2日ほどで竣工するとのこと。 ちなみに費用は、「施主の希望や条件に合わせて」という前提付きですが、ざっと90万円といったところだそうです。 外壁リフォームを検討されている方は、栗田さんに相談されてみてはいかがでしょうか。
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.) |
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